高濃度ビタミンC点滴療法学会

 

高濃度ビタミンC点滴治療(IVC治療)について

高濃度ビタミンC治療は高用量のビタミンC(およそ15-100g程度、レモン750-5000個分)を静脈から点滴をする治療法です。

高濃度ビタミンC治療フォーラムに所属する医師のクリニックでは、ガンやその他の疾患をお持ちの患者様に対して高濃度ビタミンC点滴療法〔以下IVC療法〕を行っています。

IVC治療のパイオニアである国際人体機能改善センターのリオルダン博士は以前よりビタミンCを静脈注射した場合のみに得られる抗ガン作用に着目していましたが、2005年にアメリカの国立がん研究所などのグループが、『ビタミンCは抗がん剤としての作用を持ちながら、正常細胞は全く傷つけない』と効果確認の発表をしました。

その情報を基に、近年、米国やカナダの代替療法クリニックにおいてこの治療は急激な広がりをみせました。

現在、アメリカでは約1万人のドクターが実践しています。最近はビタミンC製剤の消費量が生産量に追いつかなくなり、工場が増産体制を取っています。

この効果確認の発表は、1970年に当時のビタミンC研究の第一人者であった、ライナスポーリング博士による、「高濃度ビタミンCを末期がん患者に投与したら、劇的な寿命や生活レベルの改善がみられた」という論文を再評価したものといえます。

ビタミンCは多く摂るとほとんどは吸収されずに体外に出てしまうのですが、点滴の場合、直接体内に入るために経口摂取の数十倍の量が血管内に行きわたります。

高濃度のビタミンCは金属(鉄や銅など)と反応して活性酸素を発生します。正常な赤血球や正常な細胞は活性酸素を中和するカタラーゼなどを十分もっていますが、がん細胞にはそれがありません。

その結果、ビタミンCは正常な細胞はそのままにがん細胞だけを破壊することができます。

これを受けて、多くのアメリカを中心とする研究機関で、臨床治験がスタートしています。

その中でも中心的な存在が、カンザス大学メディカルセンター統合医療部です。ドリスコ教授はこのビタミンC治療の実質的な創始者H.リオルダン医師の教え子で、多くのビタミンC治療に関する論文を発表しています。

抗ガン作用の他にも、ビタミンCにはコラーゲン合成、抗ウイルス作用、免疫増殖作用をはじめとして多くの働きがありますが、静脈注射により経口摂取を上回る効果を得ることが期待されています。

点滴の実際

高濃度ビタミンCを配合した点滴を1-3時間ほどかけて行います。これを週1-3回、効果を確認しながら量と期間を調節していきます

副作用について

重篤なものはほとんどありません。

点滴痛
静脈注射箇所に局所的な痛みを覚えることがありますが、静注速度を緩めることで解決します。
口の渇き
ビタミンC溶液には利尿効果があります。
良い副作用もあります。
美白効果 (メラニンの産生を抑えます)
風邪をひかなくなる
食欲がでる

御注意

すでに存在する有効な癌治療にとって代わるものではありません。
進行がんに対して、抗ガン剤や放射線治療の副作用を軽減し、効果をより高めるものと御考えください。
適応について
次のような方はIVC療法が適していると考えられます
現在の病気に対し、有効な治療法がない
従来の治療方法だけではうまくいかない
現在の治療と併用してIVCを行なうことで、よりいっそうの改善を期待したい

《主な適応疾患》
悪性腫瘍、がん、前癌病変
感染症 C型慢性肝炎、慢性気管支炎など
神経疾患うつ病、統合失調症、ADHDなど
膠原病やアレルギー疾患 慢性関節リウマチ、喘息、アトピー性皮膚炎など
血中ビタミンC濃度が低いと予測される方
間接ビリルビンが高値、CRPやγグロブリンが高値、動脈硬化指数が高い
風邪をひきやすい、疲れやすい、歯肉出血がある、不安な気持ちになることが多い、ストレスを強く感じる。
このような方は一度血中ビタミンC濃度を測定することをお勧めします。
ただしIVC療法は、従来の治療に取って代わるものではありません。従来の治療法も合わせて行っていく必要があります。

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